瀬尾 まいこ 『温室デイズ』
![]() | 温室デイズ (2006/07) 瀬尾 まいこ 商品詳細を見る |
教室に紙飛行機が飛びはじめる。始まりの合図だ。もうすぐ崩れだす。でも、教師はまだ気づかない。日本の平和ボケは、学校の場でも存分に発揮されている。生温い方法では、もう追いつかなくなってしまうのだ。「今なら、なんとかなるはずだよ」。私は祈るような気持ちで崩れていく学校を見ていた…。この温室のどこかに、出口はあるのだろうか―。ふたりの少女が起こした、小さな優しい奇跡。ひりひりと痛くて、じんじんと心に沁みる。『幸福な食卓』の気鋭が贈る、とびきりの青春小説。
~内容(「BOOK」データベースより)
↓ネタバレあり↓
小学校から中学校、荒れた学校を舞台にしたお話。
主人公(♀)は、空手が強く、不良のおさななじみ。
そのため、小学校では、立場が強く、いじめる側だった。
けれど、そのことに違和感を覚えながら小学生生活を終わった。
中学に行ったら、小学生の頃にいじめて転校させちゃった子が、クラスメイトになった。
ふたりは、仲良しになる。
けれど、学校が荒れることに耐えられなくなった主人公は、「もっとちゃんとしよう」とクラス全員の前で発言して、今度はいじめられる側に回ってしまう。
主人公の気持ちとか、学校に来なくなっちゃう子の気持ちとか、すごく共感できた。
そういう気持ちの動きになるのはよくわかる。けど、それしちゃダメだよねぇ…みたいな。
なんかすごく気になる話だった。
主人公たちのこれからが、明るいものだといいな。
恐怖の家庭訪問
先生が通るはずの玄関、廊下、そして居間の3箇所だけ、できる限り掃除した。
普段、相当に散らかっているので、全てをきちんと片付けるのは不可能に近い。
そこで、片付けるべき部屋の荷物を全て、ぴょんたの部屋(居間の隣)に押し込んだ。
ぴょんたの部屋で、荷物は床のあちこちに山を作り、ゴミ屋敷のよう。
「ここは絶対あけないようにしようね!」おかあと言い合って、ぴょんたの部屋のドアを閉めた。
ところが。
先生がいらして、居間で会話を始めて少し経った時。
先生が、通知表の説明をしてくださった。
おかあはしたり顔で立ち上がり、堂々とぴょんたの部屋のドアを開け、通知表を見つけ出し、同じドアから居間に戻ってきた。
ぴょんたの部屋、丸見え!先生の座ってる席から、超丸見え!
荷物で地層ができちゃってる床とか、あちこちに引っ掛けてある服とか、全部見えちゃったよ!
先生何もおっしゃってなかったけどさ…。
やっぱり、先生の目に目隠しして、部屋にお通しするべきだった。
もしくは、「おかまいなく!」って言って、玄関先で話すとかw
家庭訪問なんて嫌いだ。
何度思い出しても、恥ずかしくなる。
ちきしょー、おかあめ!
いやいや、おかあを責めちゃダメよね。
家は普段からきちんと片付けておきましょうという、教訓です。
片付けないけどなw
作者複数 『きみが見つける物語』
![]() | きみが見つける物語 ティーンエイジ・レボリューション (2010/04/29) 椰月 美智子、あさの あつこ 他 商品詳細を見る |
あさの あつこ, 魚住 直子, 角田 光代, 笹生 陽子, 森 絵都, 椰月 美智子
きみが見つける物語。ずっと忘れない、世界は変えられると感じた日のことを…。ティーンエイジ・レボリューション。痛くて切なく美しい十代の日々を描く、極上のエバーグリーン・ストーリー。
~内容(「BOOK」データベースより)
↓ネタバレあり↓
6人の女性作家が書いた短編集。
私がおもしろかったのは、笹生 陽子 と 森 絵都 の小説でした。
■あさの あつこ
引っ込み思案だった主人公を、普通にさせてくれた、親友の藍ちゃん。
藍ちゃんの死は、事故だったのかな。何を悩んでいたのかな。
いまひとつわからなくて、楽しめなかった。
■魚住 直子
デブでいじめられてた女子が、募金に目覚める。
自分のこづかいが無くなったら、家族のお金を持ち出して募金。
近所の人を脅してまで、募金しようとする。
怖い話だ…。
この作者、名前覚えてるってことは、好きで何冊か読んだんだろうけど…どんな話を読んで好きって思ってたんだろ。
■角田 光代
5、6歳で既に結婚相手を決めてるって、すごいよな。しかも、一方的に(笑)
中学に入って疎遠にされてたら、お母さんが協力!と思ったら、協力なんかじゃなかった。
この作者らしい雰囲気のお話でした。
■笹生 陽子
中学の同級生という女子から、行き帰りのバスチケット+2万円出すから、東京に出てきてデートして欲しいとメールをもらう。
高校中退してバンドもうまくいかないイケメン主人公が、オタクな女子とデートする。
■森 絵都
いつも振られてばかりの主人公。
人生改革を思い立ち、友達も含めて付き合う人間を「イキがいいかどうか」という基準で選ぶことにする。
今までの親友とも絶交する。
振られる理由が、「おっぱい大きいくせにエッチさせないから」!(笑)
そして、エッチしない理由が、「ママから、若いうちからエッチばっかりしてると、大人になってから男ひでりになるって言われたから」!(笑)
ノリがよくて、おもしろい話だったわー。
■椰月 美智子
すごく好きで付き合ってた彼氏が、バイク事故で死ぬ。付き合ってた頃の回想。
荻原 規子 『樹上のゆりかご』
![]() | 樹上のゆりかご (2002/05) 荻原 規子 商品詳細を見る |
なりゆきでかかわることになった生徒会執行部の活動。合唱祭、演劇コンクールに体育祭、そして、あの事件――。高校二年の上田ひろみが出会った「名前のない顔のないもの」とは?
~内容紹介
↓ネタバレあり↓
最初は、すごく楽しく読み始めた。
小説の舞台は、偏差値がすごく高い高校。
自主自立を重んじる校風で、生徒が主になって学校を運営し、教師は脇役。
頭いいくせに、勉強ばっかりするんじゃなくて、合唱・演劇・体育祭に、ものすごく力を入れてガッツリ準備や練習をする。
なんつーか、いいよなー。楽しそうだよなーって。
勉強ができる子達だからこそ、努力した先にある達成感や充実感を、知ってるんだよね。
ぴょんたにも、こういう高校に行ってもらいたいものだ。
で、楽しく読み進めていったら、なんだなんだな展開で。
愛憎ドロドロものでしたか。
もっと、青春!サワヤカ!みたいなのを、期待してたんだけどなー。
ま、恋ってのは、きれいごとばかりじゃ、ないものね。
どうしようもなく自分の嫌な部分が、顔を出してしまったりする。
それはわかってるけど、それにしても…。
この小説には、有理という登場人物が出てくる。
『黒と茶の幻想』という小説でも、漢字は忘れたけど「ゆうり」という女性が出てきた。
そして、この2人のゆうり、似てるんだよなぁ。
すごい美人で、演劇やって、誰かの好きな人を奪ったり奪おうとしたりする。
別の作者が書いてるんだけど…ゆうりって名前、世間一般的に、そういうイメージ?(笑)
【映画】RONIN
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東西冷戦終結後、お払い箱になった各国のスパイたちが、あるスーツケースを奪取するために雇われ、パリに集まった。やがて作戦は実行されるが、そこには意外なわなが待ち構えていた…。行き場をなくしたスパイたちの生き様を日本古来の「浪人」と重ね合わせながら、壮烈なバトルを展開していくバイオレンス・アクションの傑作。
流行のCGなどを一切拒否した壮絶極まりないカー・チェイス・シーンや、群衆パニックを効果的に用いた銃撃戦など、巨匠ジョン・フランケンハイマー監督ならではの、70年代的演出の妙が光る。ロバート・デ・ニーロにジャン・レノといった大スターたちが、久しぶりに男の心意気と非情さを体現。ハイテクではなく、あくまでも人間そのものの力と技術を信じることで成し得る、映画的活劇の真の魅力をとくと堪能できる必見の1本。(的田也寸志)
↓ネタバレあり↓
こないだテレビでやってたので、録画して見てみた。
カーチェイスの場面が見せ場らしいけど、私は嫌だったなぁ。
私、元々カーチェイスって嫌いなんだよね。
周りに迷惑かけまくりながら追いかけっこって…そういうのは、人の迷惑にならないところでやってくれよって思っちゃう。
内容紹介を読んだところ『RONIN』というタイトルは日本の「浪人」と重ね合わせてるらしいけど、私には伝わって来なかった。
ハードボイルドっぽくて、私好みの内容のはずなんだけど、そしてある程度は楽しんだけれど、すごく好きとか楽しかったとは感じられなかったです。残念。
でも、ナターシャ・マケルホーンという女優さんが、私の好きな小雪に似ていて、それがなんかうれしかった。
あと、ジャン・レノは、かっこよかったよ。






