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ケロの毎日

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小川 洋子 『猫を抱いて象と泳ぐ』 

内容紹介
伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの、ひそやかな奇跡を描き尽くした、せつなく、いとおしい、宝物のような長篇小説


↓ネタバレあり↓
内容紹介にあるように、本当にせつなくいとおしくて、宝物のようなお話でした。
読み終わった後でも、思い出しただけで涙が出そうになるくらいに。

上下の唇がくっついて生まれてきた、リトル・アリョーヒン。手術で脛の皮膚が切り離した唇に移植された。
そのせいで、成長とともに脛毛が生えてくる唇。
どうして脛の皮膚なんて移植したんだろう。腕の内側とかだったら、毛が生えずに済んだだろうに…とか、大きくなってから再手術すればよかったのに…とかいろいろ考えちゃった。

でも、そんな特異な見かけを持っていても、リトル・アリョーヒンは、何人もの大切にしてくれる人たちに出会う。
家族である祖父母と弟。チェスを教えてくれた太りすぎの元バス運転手、マスター。海底チェスクラブで出会った、肩に鳩を乗せた女性、ミイラ。直接言葉を交わすことは殆どなかったけれど、共に海底チェスクラブでチェスをいつくしんだ老令嬢。老人ホームで出会った、がっしりとした総婦長さん。
その時期・その時期で大切な人に恵まれつつも、リトル・アリョーヒンは、その人たちを失っていく。
マスターが死に、ミイラを精神的に失い、祖母が死に、家を出て、老令嬢と再会した時には彼女はもうチェスのルールすら忘れていて、老人ホームの総婦長さんは失わなかったけれど、そこでは自分が死んでしまう…。

私は小川洋子が大好きだけれど、そしてこの本も本当に本当に大好きだけれど、リトル・アリョーヒンは死ななくちゃいけなかったの?
せっかく、すてきな居場所を見つけたのに。せっかく、ミイラとも再会できるところだったのに。どうして…。
うわーん、やっぱり悲しいよ(>_<)
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カテゴリ: 本・マンガ(ネタバレ有)

テーマ: 読んだ本  ジャンル: 本・雑誌

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