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ケロの毎日

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ベルンハルト シュリンク 『朗読者』 

内容(「BOOK」データベースより)
15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」―ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。


↓ネタバレあり↓
タイトルに惹かれた。表紙の写真もたいそう気に入った。裏表紙には何人かの感想や惹句が並んでいて、それにも興味を持った。
で、読み始めてしばらくの間、15歳の男の子と21歳年上の女性の、肉体関係からの恋愛が始まって、延々続いた。
どこが「胸を締めつけられる残酷な愛の物語」なんだ??と思いつつ、少々うんざりしながら読み進めた。

しばらくして、主人公の男の子は大学生になり、学校の研究としてナチス戦犯を裁く裁判を傍聴することになる。
そして、かつての恋人との、法廷でのまさかの再会。
収容所で看守をしていたという元カノが、裁判で裁かれる様を見ることになった主人公。
そして、元カノが文盲であることに気付く。
そのことを裁判長に話せば罪は軽くなるかもしれないが、元カノは文盲であることを恥じていて、それを隠そうとしている。
結局文盲であることは秘密にしたまま、元カノは有罪になり、刑務所に入る。
刑務所に入った元カノに、主人公は、昔恋人だった時にしたように、本を朗読し、それをカセットテープに録音して、元カノのところに届け続けるという話。

前半と後半のギャップがすごくて、なんかちょっとビックリした。
でも、そのギャップがよくて、「世界中を感動させるベストセラー」になったのかもしれないね。

主人公が、本の朗読だけを録音して、元カノが字を読み書きできるようになって手紙をくれても、それに対する返事を、録音も手紙に書くこともしなかったのが、なんだか印象的だった。
そして、元カノが、晴れて自由の身になるという時に、自殺をしてしまったことも…。
やっぱ、ベストセラーだけあって、なんだか心に残るお話でした。
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カテゴリ: 本・マンガ(ネタバレ有)

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